2019年の日本の野球といえば、皆さんは、何を思い浮かべますか?
私は、ありきたりですが、ソフトバンクの3年連続日本シリーズ優勝です。
ソフトバンクは、2019年のリーグ戦で優勝を逃して2位となりましたが、クライマックスシリーズで優勝し、更に、日本シリーズでは、セリーグの覇者、巨人をストレートで下して日本一になりました。
ソフトバンクの前身は、大阪の鉄道会社である南海電鉄が南海ホークスだそうで、更に、1989年には福岡ダイエーホークスとなって拠点を大坂から福岡に移し、1995年には、世界のホームラン王として知られる王貞治さんが監督に就任し、2008年まで監督を務めて、チームを多くの勝利に導いたそうです。
このように書くと、勘の鋭い方は、すでに、お気付きかもしれませんが、私が、ソフトバンクの日本一を一番の思い出として挙げたのは、私のとっての王監督が尊敬する人物の筆頭であるからで、監督が代わっても、ソフトバンク好きが継続中であるからにほかなりません。
目次
王貞治という人とは・・・
王監督をご存じない方はおられないとは思いますが、私が王監督を尊敬してやまないのは、王監督の少年時代を知ったことがきっかけで、見ること、聞くこと、知ること、その全てが、尊敬に値することばかりだからです。
特に、私の父親も、大の王選手ファンだったので、父から、多くのことを聞いたことが影響しているのだと思います。
では、その一例を紹介したいと思います。
中学生の頃からすごかった!!
王監督は、本所中学に通っていたそうですが、その中学には野球部がなかったので、高校生が中心の野球クラブに入って練習していたそうですが、その頃から、実力は並外れていたので、それが噂となって、東京都の野球大会に招待され、急遽、中学のメンバーを集めて作ったチームでピッチャーとして投げ、なんと、優勝してしまったそうです。
やっぱり、世界一になるような人は、小さい頃から、全く、別次元の力を持っていたんですね。
荒川コーチとの出会い
中学生の頃に所属していた高校生主体の野球クラブの練習試合を、たまたま、散歩中に通りかかった荒川博さん(当時の現役プロ野球選手で、のちに、王選手のコーチとなる人)が、左投なのに右打ちをしている王選手に、「左打の選手の方が希少だから、左で打ちなさい」と言ったところ、素直に従った王選手は、次の打席で見事なヒットを打ったというエピソードを聞いたことがあります。
このエピソードも、まるで嘘のような本当の話で、そもそも、草野球の練習試合を、のちにコーチとなる人が、たまたま、通りかかった、ということ自体が信じられませんし、左で打てと言われて、いきなり、見事なヒットを打ったというのも、にわかに信じ難いものがありますが、そこは、王選手のことなので、さすがに、疑う気持ちにはなれません。
野球のルール
野球のルールを知らない人はいるのか!?
冬のオフシーズンはともかく、スポーツニュースを観ていても、野球のニュースは、必ずと言ってよいほど放送されますし、プロ野球だけではなく、春や夏には高校野球もあり、日本人にとっては、野球は、スポーツの中で最も人気があると思いますので、さすがに、野球のルールを知らない人は、いないのではないかと思っていましたが、先日、全くや級のルールを知らないという人に会ってしまいました。
確かに、Jリーグが開催されて以降、サッカー人気は急上昇しましたし、最近では、ラグビーのワールドカップの影響で、ラグビー人気も沸騰していますので、以前に比べると、野球への関心も薄れてきているのでしょうね。
そこで、この記事では、野球を全く知らない人のために、基本的なルールを紹介したいと思います。
超基本ルール
- 1チーム9人の選手同士が点を取りあうゲームで、多くの点を取ったチームの勝利。
- 1試合は9回までで、1回は裏と表で構成されており、先行チームの攻撃を表、後攻チームの攻撃を裏という。
- 各チームの打順は、試合が始まるまでに、1番から9番までを決めておき、1番打者から順番に攻撃(打席に立って、ピッチャーの投げるボールを打つ)する。9番打者まで回ると、1番打者に戻る。
- 守備側のチームは、ピッチャー、キャッチャー、ワースト、セカンド、サード、ショート、レフト、センター、ライトという決められたポジションについて守る。
- 1回の攻撃は、3アウトを取られるまで続けられる。
- ピッチャーが投げたボールをバッターが見逃した場合、ボールが通ったコースによって以下のどちらかになる。
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- ストライク(ストライクゾーンを通過した場合)
- ボール(ストライクゾーンを通過しなかった場合)
※ストライクゾーン:ベースの五角形を底辺とする五角柱
上限:肩の上部とベルトの上部の中間
下限:膝頭の下部(膝のお皿の下)
左右:ベースの幅
前後:ベースの長さ(左右は短く、真ん中は長い)
- ピッチャーが投げたボールをバッターが売った場合
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- フェア(フェアゾーンに打球が落ちてプレーが続いている場合)
- ファウル(ファウルゾーンに打球が落ちた場合)
※フェアゾーンとファウルゾーン
ホームベースから左右に引かれてる2本のファウルラインの内側がフェアゾーン、外側がファウルゾーンです。
- 打者がアウトになるケース
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- 3つのストライクを取られる
- 打ったボールをノーバウンドで捕球される
- 打ったボールがフェアゾーンに落ちたが、打者が1塁に着くより早くボールが1塁に送球されてファースト(1塁を守っている選手)がそのボール受け取った
- 2ストライクの状態で当てたバントがファウルになる※これ以外にも、インフィールドフライなどのケースがありますが、まずは、この4パターンを覚えておきましょう。
- ランナーがアウトになるケース
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- 塁を離れている状態で、ボールをタッチされた
※ランナーは、少しでも早く次の塁に行くために、ベースから少し離れた状態(リード)をとりますが、その時に、ピッチャーがランナーがいるベースを守っている野手にボールを投げる(牽制球)ことがありますが、その際に、ランナーが塁に戻る前にボールでタッチされるとアウトになります。
打者が撃ったボールがフェアゾーンに飛ぶと、ランナーは、次の塁まで進まなければなりませんが、ランナーが次の塁に着くより早く、ボールが次の塁に送球されて、それを受けた野手が次の塁のベースを踏んだ(フォースアウト)
- バッターが出塁できるのは、以下のケースです。
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- ボールが4つになった(ファーボール)
- ピッチャーの投げたボールが打者に当たった(デッドボール)
- ランナーが1塁から3塁を回ってホームを踏むと1点となります。
知っている人には当たり前のことですが・・・
野球のルールをご存知の方、又は、野球の経験者にとっては、当たり前のルールですが、知らない方にとっては、確かに、野球のルールは難しいのかもしれません。
又、今回、改めて、野球のルールを調べて気付いたのですが、分かり切っていることと思っていても、実は、知らないことが多いのも、又、野球のルールの特徴だと思います。
例えば、ファウルとフェアの違いは分かると思いますが、ファウルが成立するのは、いつの時点か? と聞かれると、案外、答えられないのではないでしょうか?
まずは、今回は、野球を全くご存知ない方に向けて、基本的なルールを紹介してみました。
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