3月28日(土)放送の「SPORTSウォッチャー」に、三代目ハイバーマスター(※)の宮地秀享選手が出演するそうです。
ハイバーマスターとは、ハイバー(鉄棒)のマスターの意味で、初代ハイバーマスターは、ロンドン五輪への出場を目指していた植松鉱治(うえまつ・こうじ)選手で、得意とする鉄棒を武器に世界を目指していた時に、SNSを始める際に、多くの人に関心を持ってもらいたいという思いから、自ら「ハイバーマスター」と名乗ったそうです。
ちなみに、二代目ハイバーマスターは、齊藤優佑(さいとう・ゆうすけ)選手で、初代の植松選手が引退する際に、本人から、「二代目はお前だ」と指名されて、プレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、覚悟して引き受けたそうです。
その齊藤選手から、三代目を引き継いだのが、宮地選手です。
鉄棒(ハイバー)は、体操競技における花形であり、日本のお家芸ともいわれる種目ですが、そんなハイバーに、このような物語があったことに、とても感銘を受けました。
引退を機に、自らが守ってきた称号を引き継ぐ時の思い、先輩が大事に守り抜いてきた称号を引き受ける時の思いを想像すると、思わず、涙腺が緩んでくるのは私だけでしょうか。
今回は、そんな宮地秀享選手にフォーカスしてみたいと思います。
宮地秀享選手のプロフィール

(出展:https://search.daily.co.jp/)
生年月日:1994年11月12日
身長:168cm
体重:63kg
血液型:O型
出身:愛知県
所属:茗渓クラブ(※)
※茗渓クラブ
筑波大学の大学院生と、体操競技部のOBが主体となっている体操クラブです。
宮地秀享選手のすごさを検証してみました
三代目ハイバーマスターの宮地秀享選手は、鉄棒での金メダルを目指しているそうですが、どんなに、すごい選手なのか、調べてみました。
体脂肪率3%
体操競技で鍛え上げられた肉体は、なんと、体脂肪率が3%!
体脂肪率の平均は、男性で10~20%、女性で20~30%ということなので、3%という数字は、驚くべきものです!
ちなみに、体脂肪率が3%という驚異的な肉体の持ち主には、サッカーの長友佑都選手や、ハンマー投げの室伏広治選手がいます。
世界最高難度の技の連続
宮地選手の得意技と言えば、自身の名前から名付けられた「ミヤチ」というI難度(最高難度)の技ですが、H難度「ブレットシュナイダー(コバチ2回ひねり)」や、G難度「カッシーナ(伸身コバチ1回ひねり)」など、難度の高い離れ技の連続で、見ているだけでも手に汗を握るスリル満点の演技が魅力です。
※これだけの高難度の技を連続しているにもかかわらず、「クルクルと回るのが嫌い」という発言には驚かされました。どうも、目が回りやすいタイプなのだそうで、どう考えても信じられないですよね!!
あの内村航平も脱帽
「僕の中では、ありえない!」
あの内村航平選手が、宮地選手の鉄棒の演技を、このように表現したそうです。
”あの内村選手が・・・”、ですよ!!
実は、体操に詳しいわけではない私は、「三代目ハイバーマスター」という言葉を聞いた瞬間に、「絶対、内村選手のことだ」と思ったので、それが宮地選手のことで、内村選手が初代でも二代目でもないと分かった時には信じられない思いでしたが、”餅は餅屋”ということなのでしょうか!?
早く、宮地選手の金メダルを見たい!
体脂肪率3%の宮地選手。
その鍛え上げられた肉体は、彼のストイックな減量によって作り上げられているようです。
試合の前になると、自分で決めた体重まで絞り込むまでは、まるでボクサー並みの食事制限をして減量するそうです。
ボクサーの減量は良く耳にしますが、体操選手がここまで減量するというのは聞いたことがありません。
こんな激しいと言ってもよいほどの努力をしている宮地選手ですが、それを支えているのは、やはり、三代目を引き受けた”覚悟”なのだと思います。
新型コロナウィルスの影響で、開催が危ぶまれ、延期の可能性が濃くなってきていますが、2020東京オリンピックで、見事、金メダルと取った宮地選手を見てみたいと思います。
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