- なかなかゴルフのスコアが伸びない!
- でも、あまり練習ばかりしている時間もないし・・・
- 効率的に、ゴルフの上でを上げる方法はないのか!?
こんな風に思っている方、結構いるようですね。
今回は、そんな疑問・悩みにお答えします。
その方法は、ずばり、「スコアカードの正しいつけ方を身に着ける!」ということです。
では、「なぜ、そう言い切れるのか!?」 「どうやって書けばよいのか!?」について、順を追って分かりやすく説明してきます。
※解説ばかりで退屈しないように、途中に、クイズを設けています!
※最後に、まとめのクイズがありますので、頑張って、全問正解してください!
目次
まずは、一般的なスコアカードのつけ方を確認しましょう!
ここは、スコアカードのつけ方を見ていきましょう!(実は、知らないこともあるかもしれませんよ!)

①HDCP
では、ここ、問題です。
問題:「HDCP」と書かれている数字は、一体、何を表しているでしょうか?(すぐ下にヒント(答え)がありますので、見ないでね!)
例えば、2人のハンディ差が6ある場合、HDCPが1~6のホールに1打ずつハンディをつけることで、公平に勝負できるようにするわけです。
ちなみに、この数字は、各ホールの難易度を表していると勘違いしている人が多いのですが、似て非なるものですので、知ったかぶりをすると大恥をかきますよ!!
では、HDCPの代表的な決め方を説明します。
まず、18ホールを6つのグループに分けます。(1~3はAグループ、4~6はBグループ、・・・16~18はFグループ)
A~Fの各グループで難易度の1位から3位を決めます。
「B→E→A→D→C→F」の順に、難易度1位のホールにHDCP1~6をつけます。
同じように、難易度2位のホールにHDCP7~12、難易度3位のホールにHDCP13~18をつけます。
つまり、この場合、Bグループ(4~6番ホール)の1番難しいホールがHDCP1になりますが、他のグループと難易度を比較していないので、必ずしも、18ホールの中で最も難しいホールとはならないのです。
②「BACK」「REG」「FRONT」
ティーイングエリアの位置の違いによる各ホールの距離が書かれています。
これは、ティーイングエリアの様子ですが、ティー(木の切れ端のようなもの)が赤色なので、「FRONT」ティーですね。(レディースティー、または、レッドティーとも呼ばれています)
では、ここ、問題です。
問題:このスコアカードでは、ティーイングエリアの違いを「BACK」「REG」「FRONT」で表していましたが、色の違いで表しているコースもあります。
その1つは、「RED(赤色)」ですが、「BACK」と「REG」は、それぞれ、どんな色で表されているでしょうか?
「BACK TEE」は最も距離が長く上級者向きで、「REGULAR TEE」はそれよりも距離が短く一般男性向きです。
③各ホールのPAR
④自分や同伴プレイヤーの名前を書く
⑤各ホールのスコアを記入する
後で説明しますが、このスコアの書き方が上達するかしないかの分かれ目です!!
⑥各ホールのパット数を記入する
これも、後で詳しく説明しますが、パット数を書いておかないと、せっかくのコース経験が無駄になります!
⑦ハーフ(アウト、または、イン)の(グロス)スコアを記入する
⑧ハンディキャップを記入する
⑨(グロス)スコアからハンディキャップを引いた(ネット)スコアを記入する
必ずゴルフが上達するスコアのつけ方とは!?
上達するスコアカードの使い方

私は、コースを回るときにスコアカードを2枚用意します。
1枚は普通に自分と同伴プレイヤーのスコアを書きますが、もう1枚は自分専用に使います。
そして、自分専用のスコアカードには、ある記号や数字を書いていきます。
上達するスコアカードのつけ方

これは、私が、あるゴルフの師匠から教わったスコアカードのつけ方です。
まず、自分のスコアに2つの数字が書いてありますが、これは、トータルスコアとパット数で、パット数は必ず書く習慣をつけてください!
では、ここ、問題です。
問題:スコアカードには、ホール毎のスコアだけではなく、パット数も書いた方が良いのですが、それは、一体、なぜでしょうか?
例えば、規定打数の72打でラウンドした場合、パターは各ホールで平均2回ずつ打つことになりますから、全ホールで36回パターを使うことになります。
一方、ドライバーはPAR3以外の全てのホールで使ったとしても14回、アイアンは残りの22回です。
プロゴルファーが熱心にパターの練習をするのも、うなずけますね!
コースに出た時に一番多く使うクラブはパターですので、いかにパット数を減らすかということが上達のコツです。




また、拡大していただくと分かりますが、スコアカードには、沢山の記号や数字が書かれています。
実は、この記号と数字があなたのゴルフを上達させてくれる秘訣なんです!
では、この書き方を、詳しく説明してきます。
【記号と数字の説明】
「Dr FwL 200」
スコアカードに書いている記号と数字は、このようなものですが、1つ目は使ったクラブ、2つ目はボールの位置、3つ目は飛距離を表しています。
この場合、1打目はDr(ドライバー)で打ち、Fw(フェアウェイ)のL(左)に200Yard飛んだことを意味しています。
※私の場合の記号例
Dr:ドライバー、Sp:スプーン、9i:9番アイアン、Pw:ピッチングウェッジ、Sw:サンドウェッジ、PT:パター
FwL:フェアウェイ左、RhR:右ラフ、ObL:左OB、BkR:右バンカー、LWt:左ウォーターハザード、GrO:グリーン奥
※記号や数字は、自分が分かりやすいものを使ってください。
このように、スコアカードにどんなクラブを使ってどのような結果になったかを記録していくことが上達の秘訣なんです。
しかし、ただ、記録するだけでは、残念ながら上達はしません。
上達するということは、上手な人との差を詰めるということです。
そのためには、どこにどのような差があるのか、つまりは、自分のどこが上手くないかを把握することから始めなければなりません。




もう一度、上の図を見てもらうと、3番ホールの1打目には、「Dr WtR 180 ×」と書いてあります。
これは、1打目をドライバー(Dr)で打って、180Yard飛んだが、右(R)のウォーターハザード(Wt)に入ったミスショット(×)であったことを意味しています。
これによって、以下のようなことが推測できます。
・ドライバーで打ったが180Yardしか飛ばなかった。(ミスショット?)
・ウォーターハザードに入れてしまった。(池に入れすことが多い?)
では、ここ、問題です。
問題:このスコアカードには、1番ホールの5打目に「PT Sl 2S ×」と書いてあります。
さて、この記号と数字は、一体、何を意味しているでしょうか?
私の場合は、パターで打った場合には、ラインをストレート(St)、スライス(Sl)、フック(Hk)で表し、残りの歩数(2)と位置(SはShortの略)を表すようにしています。
もちろん、記号や数字の使い方は、自分が分かりやすいものを使ってください。
上達するスコアカードの分析


さて、このように記号や数字を使って記録したら、必ず、その結果を分析してください。
分析といっても、難しいことではありません。
先ほど、説明したように、スコアカードを見て、ミスした内容を確認することも、1つの分析方法です。
但し、漫然と見ていても、正しい分析は出来ませんので、例えば、Excelなどを使って分析してみるのも効果的です。
平均飛距離(ドライバー)、フェアウェイキープ率、パーオン率、平均パット数、OB率などを分析すると、自分の弱いところが見えてきます。
また、便利な「スコア管理ツール」もありますので、これを利用するのもありです!
最後に、スコアに関するクイズに挑戦しよう!
では、最後に、これまで、紹介したことを、クイズ形式でまとめましたので、挑戦してみてください!
問題1)スコアカードには、「HDCP」と書かれたところに1~18の数字が書いてありますが、これは、一体、何の数字だったでしょうか?
Answer:「ハンディキャップの略ですが、正式にはスコアインデックスといって、マッチプレイの時に、2人の実力差をなくすために使う数字」でした!
正確には、各ホールの難易度ではなかったですよね!
問題2)ティーイングエリアは、一般的に、ゴルファーの年齢・性別やレベルによって分けられていますが、プロや上級者が使うティーを何と呼んだでしょうか?
Answer:「BACK TEE」でした!
ちなみに、一般男性は「REGULAR TEE」、一般女性は「FRONT TEE」を使用します。
問題3)ゴルフの腕が上達するスコアカードのつけ方の1つは「パター数を書く」でしたが、もう1つは何だったでしょうか?
Answer:「記号や数字を使って、1打ごとの結果を記録しておく」でした!
ただし、記録しておくだけでは上達しませんので、その結果を分析して、自分の弱みを把握することが重要です!
記録しただけで、やったつもりになっては駄目ですよ!
問題4)私の場合、スコアカードに書かれている「Aw GrL 10」という記号と数字は、一体、何を表しているでしょうか?
Answer:「アプローチウェッジ(AW)で打って、グリーン左(GrL)の10Yard地点に止まった」でした!
初心者のうちは、一旦、コースに出ると、とても、1打1打の結果を記録する余裕はないと思いますが、少し余裕が出てきたら、このような記録を取る習慣をつけるようにしましょう!
そうすることで、あなたのゴルフは見違えるように上達します!
問題5)スコアカードに記録を取ったものは、そのままにしておくのではなく、分析することが重要ですが、どんな項目を分析すれば良かったでしょうか?
Answer:「平均飛距離、フェアウェイキープ率、パーオン率、平均パット数などを分析する」でした!
これらを分析することで、自分の弱いところを正確に把握できるようになります。
例えば、平均パット数が多い場合は、パットの練習を強化すれば良いことが分かります。
さて、今回は、ゴルフが上達するスコアカードのつけ方について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
クイズは、全問正解できましたか?
スコアについては、「スコアカードを正しくつけるだけで、ゴルフの腕がグングン上達する方法!」でも紹介していますので、良かったらご覧ください!
では、又の機会にお会いしましょう!!
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