【クイズ】ゴルフボールがカート道に さて、あなたならどうする!?

プロの試合を観ていると、カート(※)を使わずに移動していますが、いつも、カートで移動している私から見ると、「カートがあって良かった!」って思ってしまいます。

※ゴルフカート:

ところで、カート道にボールが止まった時の救済方法って、意外と知らない方、結構いるようですね。

今回は、そんな疑問・悩みにお答えします。

これで、カート道にボールが止まっても、ルールはバッチリです!!(ただし、打つほうは、練習が必要です…)

※ルール解説ばかりで退屈しないように、途中に、クイズを設けています!

※最後に、まとめのクイズがありますので、頑張って、全問正解してください!

まずは、ゴルフカートに関する基本的なことを知っておこう!

ゴルフカート

こちらがゴルフカートです。

一般的なゴルフ場では、このカートに乗って、ゴルフコースを移動します。

このカートは4人乗りで、カートの後ろに4人分のゴルフバックを積むことが出来るようになっています。

ゴルフカートって、どこを走っても良いの!?

では、ここで、問題です。

問題:このゴルフカートに乗ってコースを移動するのですが、カートで走って良いのは、コースのどの部分でしょうか?


Answer:「カート専用の道路だけ走って良い場合と、フェアウェイも走って良い場合がある」でした!
これは、ゴルフ場によって違いますので、初めてのゴルフ場の場合には、スタート前にチェックしておきましょう!

 

ところで、ゴルフカートで、公道を走ってしまった人がいるって知ってました?

あのお騒がせミュージシャンのジャスティン・ビーバーは、ゴルフカードでスーパーに買い物に行ったことがあるんですって!

何でも、のどが渇いて飲み物を買いに行ったとか…。(飲み物なんて、ゴルフ場にもあるでしょうに…!)

ゴルフカートにも、いくつかの種類がある!?

では、ここで、また、問題です。

問題:ゴルフコースを移動するのに楽で便利なゴルフカートですが、カートを走行させる動力は、一体、どんなものがあるでしょうか?


Answer:「ガソリン、電気、天然ガス」の3種類がある」でした!
日本では「ガソリン」と「電気」がほとんどで、同じくらいの割合のようです。
でも、ゴルフ場って、まさに、「自然!」って感じなのに、カートが「ガソリン」で走っているのは、環境上、どうなのかと思ってしまいます!
実際、カリフォルニア州では、ガソリンカートを禁止しているところもあるようです。

 

では、動力以外の違いといえば、以下の2種類になります。(実は、3種類目があるんですが、それは、のちほど…)

自走式カート

キャディ、または、プレイヤーが運転するタイプのカートです。

フェアウェイを走って良いゴルフ場では、このタイプが使われています。

自動式カート

見た目は自走式と変わらないのですが、ハンドルを操作する必要はなく、リモコンで走行と停止を指示するタイプのカートです。

こちらのタイプは、カート道の地中に埋められた磁石を感知して、カート道を走行するようになっています。

カート道にボールが止まったらどうすれば良い!?

カート道に止まったボール

ゴルフコースに出ると、誰しもが経験するシーンです。

上の写真のように、カート道にボールが止まってしまうことがあるんです。

カート道にボールが止まった場合のルール

では、ここで、問題です。

問題:このように、カート道にボールが止まってしまったら、一体、どうすれば良いのでしょうか?


Answer:「ローカルルール(※)に従い、無罰で救済を受ける」でした!
ゴルフ場のカート道は「動かせない障害物」と定義されています。その場合、無罰で、障害の影響がなくなる場所にドロップできます。
ここでは、救済のニアレスポイント(※)を決めて、ワンクラブレングス以内でホールに近づかない場所にドロップすることになります。
※ローカルルール:多くのゴルフ場では、「カート道にボールがある場合に救済を受けなければならない」というローカルルールが定められていますが、それに加えて「カート道にスタンスがかかる場合に救済を受けなければならない」としているゴルフ場もあります。
※ニアレスポイント:救済を受ける時のドロップエリアを決める基点となる場所

 

仮に、このようなルールが定められていなくても、そのまま、ボールを打ったら、どうなるでしょうか!?

まず、こんな状態で、そのまま、打っても、クラブが地面に跳ね返されて、まともに打つことは出来ないと思いますし、クラブが、悲惨な状態になるでしょうから、決して、こんな真似はしないようにしてください!

実際の救済方法は!?

では、このような場合に受ける救済方法について、詳しく見ていきます。

①救済のニアレスポイントを決める

まず、その場所から打つのに使うクラブを選択します。

次に、カート道の両側で、そのクラブを使ってアドレスの姿勢を取った時のボールの位置を決めます。

その時のボールの位置が、カート道上のボールに近い方がニアレスポイントです。

※下の図のように、カート道の真ん中にあるボールの場合、カート道左側の①がニアレスポイントになります。

②ニアレスポイントからワンクラブレングス以内にドロップ。

ニアレスポイントからワンクラブレングス以内で、かつ、ホールに近づかいない範囲(救済エリア)にドロップします。

※下の図のように、②の扇型のエリアにドロップします。

カート道の救済

ゴルフカートにまつわるアレやコレを知って鼻タカ気分を味わおう!

カート道を走るゴルフカート

ゴルフカートに関する基本的なことや、カート道にボールが止まった場合の対応方法などを紹介してきましたが、今度は、カートにまつわるちょっと変わった話や珍しい話をクイズ形式で紹介しますので、さらっと話して、鼻タカ気分を味わってください!

ゴルフカートの最後の1種類とは!?

問題:ゴルフカートの種類に、「自走式」と「自動式」があることは紹介しましたが、もう1つの種類のカートとは、一体、どんなカートでしょうか?


Answer:「手引き式カート」でした!
今では、電動式やガソリン式などのように、動力で走るカートが一般的ですが、それまでは、この「手引き式カート」だけでした。
忘れていました。 河川敷にあるような距離の短いコースでは、今でも、このカートが使われていましたね。
また、名門コースでは、今でも、このカートが使われていることが多いようです。
実際、コースで動力式のカートを使ってみると分かりますが、カート道は、コースの右端か左端に通っていますから、ボールの位置によっては、歩いた方が近くて速い場合も多いんです。
さらに、手引き式カートの場合は、ゴルフバッグごと引いていくわけですから、いざ、ボールの位置に着いた時に「持っているこのクラブじゃ打てない!」と気付いて、また、カートにクラブを取りに行く、なんてこともないですから安心です。
そもそも、「
ゴルフは歩くスポーツ」ですから、この機会に、手引き式カートに変えるのも良いと思います!
手引き式カート

 

日本のゴルフカートは、右ハンドル それとも 左ハンドル!?

問題:日本のゴルフカートにもハンドルが付いていますが、それは、右ハンドルでしょうか? それとも、 左ハンドルでしょうか?


Answer:「ほとんどが左ハンドル」でした!
では、なぜ、左ハンドルが多いのか? そこには、いくつかの理由があります。
①ゴルフカートは左ハンドルの国アメリカから輸入された。
②日本人も、左ハンドルのカートに慣れてしまった。
③ハンドルを右にすると、アクセルペダルを付けるスペースを作るために、カートの幅を広くしなくてはいけない。
④カートの幅を広くせずにアクセルペダルやブレーキペダルを付けると、ペダルがカートの中央に寄り過ぎて、右足で操作しにくく危ない。
※④の理由が、左ハンドルである最も大きな理由のようです。

 

ゴルフカートの運転に免許は必要!?

問題:ゴルフカートを運転するには、免許が必要なのでしょうか?


Answer:「免許は必要ない」でした!
ゴルフ場のコースに設置されたカート道は私道なので、道路交通法が適用されないのです。
ただし、多くのゴルフ場では、運転免許を持った人が運転することを推奨していたり、運転免許のない人へのカートの貸し出しを禁止しているところもあります。

 

最後に、ゴルフカートに関するクイズに挑戦しよう!

では、最後に、これまで、紹介したことを、クイズ形式でまとめましたので、挑戦してみてください!

問題1)ゴルフコースの移動手段としては、当たり前のようになったゴルフカートですが、カートで走って良いのは、どのエリアでしょうか?


Answer:「カート道のみの場合と、フェアウェイを走っても良い場合がある」でした!
ゴルフコースによっては、カートで走って良い場所が規定されていますので、コースに出る前に、必ず、確認しましょう!

 

問題2)ゴルフカートの種類としては「自走式」と「自動式」が主流ですが、手引き式のカートもあります。
では、手で引くタイプのカートは、どのようなゴルフコースで使われているでしょうか?


Answer:「コース距離が短い河川敷のコースや、名門コースで使われている」でした!
名門コースでは、「ゴルフの王道は歩くこと!」という考え方から、手引き式カートが使われている場合が多くありました。
しかし、ゴルフ人口が高齢化してきたことや、ビジターの要望もあり、乗用タイプのカートを導入するコースも増えてきたようです。

 

問題3)手引き式カートには、安心できる点がありましたが、一体、どんな点が安心できるのでしょうか?


Answer:「ゴルフバッグごと移動しているので、全てのクラブが身近にある」でした!
一般的なゴルフコースの場合、乗用カートは、カート専用道路だけを走ることが許されています。
そのため、ティーショットを打ったらカートに乗り、ボールになるべく近い所でカートを降りて、残りの距離に応じて使いそうなクラブを持って、ボールの位置まで行き、ボールを打ったらカートに戻るということを繰り返します。
この時、思ってた距離と違っていたり、フェアウェイウッドを持っていたが、ボールがラフにつかまっているのでアイアンでしか打てなかったりすると、あわてて、クラブを取りにカートに戻らないといけないということが起こります。
私も、慣れないうちは、何度も、このようなことを経験しました。

 

問題4)カート道にボールが止まった場合には、どのようにすれば良かったでしょうか?


Answer:「ニアレスポイントを決めて、救済エリアにドロップする」でした!
ちなみに、改正後のルールでは、ドロップする場合は、肩の高さではなく、ひざの高さからドロップするので、間違えないようにしましょう!

 

問題5)日本のゴルフコースで使用されているカートは、左ハンドルが多いのですが、最も大きな理由は何だったでしょうか


Answer:「右ハンドルにすると、ペダルの位置が中央に寄るため、右足で操作しにくいので危ない」でした!
もともと、カートはアメリカから輸入されたことも大きな理由の1つです。
しかし、カートが輸入された時の日本メーカーの技術力を考えると、右ハンドルにすること自体は、何の支障もなかったはずです。
左ハンドルのままにしているのは、技術的な問題ではなく、安全性の問題だったようです。

 

さて、今回は、ゴルフカートやカート道に関するルールについて、紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

クイズは、全問正解できましたか?

この他にも、2019年には多くのルールが改正されていますが、まずは、今回、紹介した主な変更点を覚えておきましょう!

では、又の機会にお会いしましょう!!