2019年に日本で開催されたラグビーのワールドカップ。
日本中が、その熱戦に感動し、多くのにわかファンが生まれ、いまだ、その熱は冷めやらない状態が続いています。
実は、私も、それまでは、ラグビーに対する興味は、全く持っていなかったといっても過言ではない状態でしたが、昨年のワールドカップを観戦して、ご多分に漏れず、にわかファンの1人になった組です。
では、何故、それまでは、あまり知られていなかったラグビーが、今、こんなに注目されているのでしょうか。
目次
何故、2019年ラグビーワールドカップは熱かったのか!?
試合結果から見れば、まずは、予選リーグで格上のアイルランドに勝利したことで、一気に、注目が集まったのだと思いますが、大会前の南アフリカ戦で、7-41で完敗していただけに、この勝利は、応援する側にとっては信じられないほどに嬉しい番狂わせでしたし、又、日本代表選手たち本人にとっても、大きな自信につながったのだと思います。
更に、ベスト8進出をかけた強豪スコットランドとの一戦は、前半にリードするも、徐々に、スコットランドに追い上げられ、一進一退の攻防を繰り広げながら、日本代表が勝利してノーサイド。日本代表は、プールAを1位で通過しました。
この試合は、「日本ラグビーの歴史を変えた」と称賛されるほどの、素晴らしい試合でしたので、日本のラグビー熱は最高潮に達したのだと思います。
このように見ていくと、試合前の大会で完敗して、とても、まともに戦えないと思われていた前評判を覆して、格上や強豪を相手に劇的な勝利をおさめていったことが、ルールさえ知らない人たちをにわかファンにするほどに熱くしたのでしょう。
にわかファン達は、十分にラグビーを楽しめたのか!?
私自身も、昨年のラグビーワールドカップを観るまでは、ラグビーのルールを全く知らないと言っても良い状態でした。
そんな私と同様に、にわかファンと呼ばれる人たちも、恐らく、ラグビーのルールをほとんど知らなかったのだと思います。
又、ノーサイドという言葉に代表されるラグビーの精神についても、ほとんどの方は、知らなかったのではないでしょうか。
しかし、事前に、ラグビーのルールを知り、又、その精神を知っていれば、恐らく、もっと、ワールドカップを楽しめたのではないかと思っています。
私自身も、そんな後悔をした一人です。
熱かった2019年のワールドカップは終わりましたが、2020年は東京オリンピックで、又、日本代表の活躍を観ることができますので、私自身が、もっと、ラグビー観戦を楽しむためにも、ラグビーの精神や魅力を知っておきたいと思っています。
もっとラグビーを楽しむために知っておきたいこと
ラグビー憲章
ラグビーの精神として、最も多く知られているのは「ノーサイド」だと思いますが、世界のラグビー界を統括しているワールドラグビーという組織が、ラグビー憲章を掲げていて、そこには、「情熱」「結束」「品位」「規律」「尊重」という5つの重要な価値が掲げられていて、この5つの価値が指し示す意味を象徴した言葉の1つが「ノーサイドという精神」だと思っています。(これは、私の独自解釈かもしれませんが・・・)
One for All, All for One
ラグビーの精神を表す言葉として知られているものに、「One for All, All for One」があります。
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という意味で、ラグビーの精神を表す言葉の1つとして知られています。
これは、今回のラグビー日本代表のスローガンである「One Team」に通じるものだと思いますが、今大会では、この精神が、見事なまでの一体感を生んだのだと思います。
※余談ですが、「One for All, All for One」は、「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」という意味で、しかも、ラグビーの精神に由来した言葉ではないそうです。
今大会で有名になった覚えておきたい用語
ジャッカル
ジャッカルとは、超簡単に説明すると、タックルされて倒れる直前の相手からボールを奪うことです。
アフリカなどに生息しているジャッカルが獲物を狩る様子に似ていることから、このように呼ばれるようになったそうです。
日本代表の姫野選手が得意とするプレーとしても有名になったのですが、ジャッカルは、立ったままの姿勢でボールを奪わなければならないそうですが、この姿勢は、とても不安定で無防備な状態なので、相手の強烈なタックルを受ける危険が高いため、とても勇気がいるそうですが、姫野選手は、非常に強靭な体力があり、又、ファイターでもあるので、そのような様子がとても魅力的でしたね。
ノックオン
ボールを持った選手が前方(攻撃している方向)にボールを落としてしまうことで、反則になります。
高校時代のラグビー部の友人は、「ノッコン」と言っていましたので、その時は、全く意味不明でしたが、ワールドカップの時に改めて調べてみると、「ノックオン(Knock on)」のことだったんですね。
オフロードパス
タックルされて倒れそうになりながらも、味方に出すパスのことです。
ワールドカップのスコットランド戦では、華麗なオフロードパスの連続によって、最後に、あの笑わないことで有名な稲垣選手がトライを決めたシーンは感動的でした。
東京オリンピックでもラグビーを楽しもう!!
私自身も、まだまだ、知らないラグビーのルールや用語が沢山ありますが、2020年の東京オリンピックまでには、もっと、色々なことを知って、理解して、日本代表の試合に限らず、ラグビーの魅力や面白さを100倍楽しめるようにしていきたいと思っています。
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